【IoTreport】7/23:ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション by Creww × DMM.make AKIBA #181

【IoTreport】7/23:ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション by Creww × DMM.make AKIBA #181

【IoTreport】7/23:ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション by Creww × DMM.make AKIBA #181

7/23: ” Creww × DMM.make AKIBA”イベントレポート @Dock虎ノ門

#IoT #ものづくり #creww #DMM #DockToranomon #スタートアップ #オープンイノベーション #Startup #Openinnovation #イベント

あらゆるモノをネットにつなげる「Internet of Things」(IoT)を毎日考えている妄想ダイスキOKスタイルです。

 

7月23日(月)18時半にDockToranomonで開催されたcrewwとDMM.make Akibaのコラボイベントに行ってきました。

IoTアイデアを実現するために必要なものづくりをやっていく上で貴重な情報や経験がたくさん聞けたのでまとめてみました。

 

IoT社会で変わるものづくり企業


ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション 〜自立型企業への進化~ by Creww × DMM.make AKIBA

ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション 〜自立型企業への進化~ by Creww × DMM.make AKIBA

 

今回のイベントのテーマは、

「ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション 〜自立型企業への進化~」

でした。

主催は、CrewwDMM.make AKIBAのコラボということで「おもしろそう!」ということで迷わず申込をしました!

 

【イベント概要】

主催 : Creww、DMM.make AKIBA
日時: 2018年07月23日(月) 18:30〜20:45(開場18:00~)
会場: 東京都港区虎ノ門4-3-1
城山トラストタワー4F 神谷町dock-toranomon

最寄駅:東京メトロ 南北線 六本木一丁目駅 徒歩6分

東京メトロ 日比谷線 神谷町駅 徒歩6分

 

時代の流れも大きく変わり、ものづくり企業の関係や進め方も変わってきていることがよくわかりました。

当日は下の流れで進んでいきました。

 

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18:30~18:40 ご挨拶

18:40~18:50 Creww株式会社、DMM.make AKIBA 開催元紹介
18:50~19:05 ハードウェアスタートアップ「株式会社ノーニューフォークスタジオ」

       ~開発ストーリー、協業ストーリー、これから目指していること~
19:05~19:50 「株式会社ミヨシ」  ~お取り組みについて~
       パネルディスカッション ~レガシー企業とスタートアップの関わり方~
      「ミヨシ × Creww × DMM.make AKIBA」
19:50~20:05 ものづくり企業向け特別アクセラレーションプログラムのご案内
20:05~20:35 交流会

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Creww株式会社、DMM.make AKIBA 開催元紹介


DMM.make AKIBA説明

DMM.make AKIBA説明

イベントの本題に入る前に、CrewwとDMM.make AKIBAの取組みについての説明がありました。

Crewwはアクセラレーターコースやその実績、オープンイノベーションコミュニティスペースDocksについて、

DMM.make AKIBAhは発表会やセミナー、イベントも開催できるビジネスの拠点「Base」とハードウェア開発に必要な“ホンモノ”の機材が揃う開発拠点「Studio」についてでした。

 

ハードウェアスタートアップ「株式会社ノーニューフォークスタジオ」


ハードウェアスタートアップ「株式会社ノーニューフォークスタジオ」

ハードウェアスタートアップ「株式会社ノーニューフォークスタジオ」

2018年1月29日のスマートフットウエア記事で取り上げた”Orphe”を開発した株式会社 no new folk studio (ノーニューフォークスタジオ)の登壇はとても楽しみにしていました!

no new folk studio が開発した製品やモジュール、プラットフォームについては下の記事をご覧ください。

【IoTgoods】靴が自在に光る!スマートフットウエア”Orphe” #164

今回は、no new folk studio  CTO 金井 隆晴 氏(以下、nnf 金井さん)がお話ししてくれて、IoTに限らずプロダクト開発での貴重な話を聞くことができました!

しかも、現物の商品を持ってきて軽いデモをしてくれて、とてもわかりやすかったです。

 

スマートフットウエアの開発で重要となるデバイスを組み込む靴について、餅は餅屋ということで靴商社に入ってもらったそうです。

靴商社が入ることでその経験とネットワークを活かして効率良く進む!

はずでしたが、思惑通りには進まなかったそうです。

そこで開発を進めるために、直に靴職人へ熱量や思いを伝えてみたら、開発がうまく進んだそうです。

やはり、理論や効率だけではない開発の難しさと行動の重要性(覚悟、本気度を伝える)を改めて実感しました。

 

これからのスマートフットウエアやプラットフォームが楽しみです!​

 

株式会社ミヨシ」  ~お取り組みについて~


「株式会社ミヨシ」  お取り組みについて①

「株式会社ミヨシ」  お取り組みについて①

続いては、株式会社ミヨシさんの取組みについての説明とものづくり企業に求められることについてのパネルディスカッションでした。

 

<株式会社ミヨシさんのお取り組みについて>

「株式会社ミヨシ」  ~お取り組みについて~②

「株式会社ミヨシ」  ~お取り組みについて~②

 

株式会社ミヨシさんは、自動車部品を主に製造する金型を取り扱う会社です。

自動車関連産業を本業としているので、要件や設計などの基盤が固まった上でのものづくりをされており、

IoT/AIなどに多いスタートアップ企業とは性質が大きく違う印象です。

しかしながら、株式会社ミヨシさんは、日本のものづくりを良くしていきたいということで、敢えてスタートアップ企業に目線を合わせた金型事業をされているそうです。

説明の中では、これまでに取り組んできたベンチャー企業製作事例もしていました。

 

続いては、本イベントの主題についてのパネルディスカッションが行われました。

 

パネルディスカッション「タイトル」

パネルディスカッション「タイトル」

 

<パネルディスカッション>

パネルディスカッション「パネラー」

パネルディスカッション「パネラー」

パネルディスカッションのタイトルは

「レガシー企業とスタートアップの関わり方」、

 

パネラーは

株式会社ミヨシ 代表取締役 杉山 耕治 氏(以下、ミヨシ 杉山さん)

Creww株式会社 取締役/Managing Directer 水野 智之 氏(以下、Creww 水野さん)

DMM.make AKIBA エバンジェリスト 岡島 康憲 氏(以下、DMM 岡島さん)

 

の3名で3つの詳細テーマに沿って行われました。

 

テーマ① 老舗企業との仕事と比べた「商習慣やスピード感の違い」

パネルディスカッション「テーマ①」

パネルディスカッション「テーマ①」

 

パネルディスカッションの進行はDMM 岡島さんがしていました。

 

まずは、スタートアップとの製造経験があるミヨシ 杉山さんから

「メールが夜中にきて、朝返信したら、普通は寝ていて返事に間があると思いましたが、すぐ返ってくるんです。どのタイミングでも即レスがあり、寝てないんじゃないかと思いました。」

やはり、「スタートアップは働き方が違い、時間に縛られない」ということでした。

それに伴い「意思決定が早い!」。

通常、重要案件だと会社として判断をするのに時間がかかりますが、スタートアップは即決です。

そういった企業との「スピード感の違いからプレッシャーがあった」というミヨシ 杉山さんの言葉は印象的でした。

 

数多くのスタートアップや大企業と接するCreww 水野さんからは、双方の違いとして「物事の考え方、ビジネスの価値観」が違っているということで、

  • スタートアップ → 実行して検証、失敗のサイクルを高速回転で繰り返す。

  • 大手、事業会社 → 要件定義、評価をしっかりしてからでないと世の中に出さない。失敗が許されない

 

ミヨシ 杉山さんからは、そういう違いを理解した上で金型のPOC(Proof of Concept:概念実証)をしていくそうです。

スタートアップむけの金型事業としては、精度良く、ある程度確認をすることで最短にしつつ、1回でキチッとできるギリギリでやっていくそうです。

気をつける点は、工程を端折りすぎると作り直しが発生し、余計な時間がかかってしまうともったいないということです。

その点は、加減が難しく、大手企業との仕事よりも手がかかるそうです。

 

テーマ② 「非ものづくり系企業」と仕事をする時の注意点

パネルディスカッション「テーマ②」

パネルディスカッション「テーマ②」

最近では、プロダクトの事業化でも「非ものづくり系企業」であるITベンチャーが多くなっているということでこのテーマだそうです。

 

ビジネスの考え方として、

スタートアップは「ゴール重視」「社会に課題があって、こうしたい」、

大手企業は「ソリューションがある」「売上を達成する」

という「ゼロから作り出して未来をつくる」と「持っているものを活用してビジネスをつくる」という大きな違いがあります。

ビジネスとしては、持っているソリューションや技術を使う理由がない事があり、何ができるのかを突き詰めていくことが重要になります。

「技術ありき」ではなく、「何ができるのか」「どうして必要か」を考えたいです。

 

Creww 水野さんからは、そういった違いをわかった上で、「下請けではなく、協業できる」ことが前提になり、その翻訳の役割でCrewwが存在しているということでした。

 

ミヨシ 杉山さんからは、工場未経験あるあるで「工場にサンダルでくる」人がいたエピソードを話していました。

もちろん、教える人がまわりにいないということもありますが、ものづくり企業にその格好でいくとそもそも印象が悪くなり、協業できなくなるとのことですので、皆さん気をつけましょう!

ちなみに工場では「安全第一」ということで「安全靴」や「ヘルメット」が必要なところが多いので、

そういう場所にサンダルで行くというのは場合によっては失礼と思われてしまいますね(^^;;

 

テーマ③ 「レガシー企業との取引」と「スタートアップとの取引」のバランスとの取り方

パネルディスカッション「テーマ③」

パネルディスカッション「テーマ③」

テーマの3つに入りつつ、今回のイベントのまとめにむかって、DMM 岡島さんがまとめていました。

DMM 岡島さんの大手企業あるある「そこからか〜」の口癖はとても印象的でした。

大手と取引するなら、秘密保持が必要になって表立った発信ができないし、

ベンチャーとなら、発信も兼ねた取引ができます。

Creww 水野さんからは、

「デジタル生態系を学ぶ」

「限られたリソースの中でバランスをとる」

「お互い求めている事の違いをオープンにする」

のキーワードをいただき、そのための壁打ちの相手である仲介を担っていくとのことでした。

 

ミヨシ 杉山さんからは、

「これから何かを作らないといけない」

「海外ではなく日本の中で作って欲しい」

「生産には知識が必要で、ベンチャーができない量産化を手伝いたい」

という熱い思いを聞く事ができました。

DMM 岡島さんのナイス進行でCrewwさん、ミヨシさんから重要な情報をたくさん聞く事ができました!

 

ものづくり企業向け特別アクセラレーションプログラムのご案内


ということで、パネルディスカッションも終わり、最後にCrewwさんから特別アクセラの案内がありました!

スライドの写真をいくつか共有します。

特別アクセラスケジュール

特別アクセラスケジュール

特別アクセラ概要

特別アクセラ概要

交流会


交流会も大盛況でした!

交流会では、nnf 金井さんとDMM 岡島さんと名刺交換させていただき、

IoTプロダクトや海外の状況、これまで取り組んできた苦労話などなどを聞かせてもらいました。

 

立ち話でしたが、有意義な時間を過ごす事ができました!ありがとうございましたm(_ _)m

 

それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

【参考URL】

・Peatix「ものづくり企業に求められるこれからのオープンイノベーション 〜自立型企業への進化~」

Creww

Docks

DMM.make AKIBA

株式会社 no new folk studio (ノーニューフォークスタジオ)

株式会社ミヨシ

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