アシックスがAI SILKと共同開発するスマート衣料
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着心地が良いスマート衣料
アシックスは、着心地のよさと心拍数のデータ取得などの機能を両立させた「スマート衣料」を2018年秋にも商品化します。
共同開発や商品化についてアシックスから発表はされていませんが、アシックス子会社で投資ファンドを運営するアシックス・ベンチャーズがAI SILK(エーアイシルク)に出資して、共同開発を始めたと報道されています。
AI SILKへの出資比率は、10%強で、出資額は、非公表ですが、数千万円程度とみられています。アシックス・ベンチャーズの出資枠は30億円で、今回が初めての案件となっています。
AI SILKは、東北大発のスタートアップで、シルク素材を加工して電気を通しやすくするなど、電導性の高い素材の独自技術を持っています。
(プレスリリース引用)
エーアイシルク社は、2015年に宮城県で設立されたベンチャー企業で、東北大学で研究された技術を活用し、素肌に優しい導電性テキスタイルを開発しています。素肌から生体情報を取得する従来のデバイスの多くは、長時間計測に用いるとユーザーにかゆみやかぶれが発生することがありました。エーアイシルク社では、シルク素材に導電性を持たせる独自技術により、肌触りが良く、高い吸水性を保ち、低アレルギー反応でありながら、高い導電性を有したテキスタイルを実現し、ユーザーフレンドリーなセンシングを可能にしています。
今後、同社の独自技術とアシックススポーツ工学研究所の知見を融合し、高機能素材を使用したスポーツアパレルの開発などを目指します。
そこで、アシックスは、まずTシャツやタイツなど肌に直接触れるウエアの開発を進めます。
そして、測定をしたい部分にセンサーをつけて、AI SILKの技術で素材を通して取得データを集約、デバイス機器などに送信します。
心拍数などを測る装置は、着け心地の違和感から、長時間はつけづらいため、フィット感の高いシルクのウエアであれば、長時間のデータ収集が可能になり、今回の共同開発で、長期データを取得したいユーザーの需要に対応していきます。
このほか、外部から特定の箇所に電気を送ることもでき、着ているだけで筋肉を刺激できるウエアの開発も視野に入れています。
アシックスとAI SILKが新しく創り出すスマート衣料が着られる日が来るのが楽しみです!
それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
【関連URL】
・アシックス ニュースリリース『投資子会社「アシックス・ベンチャーズ株式会社」が 導電性テキスタイル開発を行うベンチャー企業に出資』
・日本経済新聞「アシックス、スマート衣料VBと開発 心拍数測定、着心地と両立」2017/1/27付
<エーアイシルク株式会社の概要>
社名 : エーアイシルク株式会社
本社所在地: 仙台市青葉区荒巻字青葉6番地6-40
(東北大学連携ビジネスインキュベータ:T-Biz内)
代表者 : 代表取締役社長 岡野秀生
事業内容: 導電性シルク素材の製造・販売、導電性シルク素材を使った
応用製品の製造・販売
※国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の
平成27年度および28年度の研究開発型ベンチャー支援事業に採択
URL : http://www.ai-silk.com/
FLEXIBLE SILK ELECTRODE from AI SILK CORPORATION on Vimeo.
<アシックス・ベンチャーズ株式会社の概要>
社名 : アシックス・ベンチャーズ株式会社
本社所在地: 神戸市中央区港島中町(株式会社アシックス本社内)
代表者 : 代表取締役社長 蔭山広明
事業内容: ベンチャー企業への出資、事業開発推進