日本の先をいく中国のIoT社会 その2
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あらゆるモノをネットにつなげる「Internet of Things」(IoT)を毎日考えている妄想ダイスキOKスタイルです。
先日に続き、中国のIoT事情をみていきましょう!
(ご参考)IoT国際競争力については下の投稿を見てみてください。
【IoTdata】日本のIoT競争力はどのくらい!?総務省調査 #176
中国 深圳の恐るべき開発スピード「3日もあれば試作ができる」
ドローンのパイオニアといえば、中国のDJIです。
DJIは2006年に香港科技大でフライトコントローラーの研究をしていたフランク・ワンさんが創業した会社です。
その成長を加速させてきたのが、ドローンの事業化を決めて、2011年に最初の製品を発売してから、
お客様からの改善要望に対して、素早く改良品の設計・試作を繰り返してきたことです。
その結果、3ヶ月に1回のペースで新製品を投入し続けることができています。
製品ラインアップも「一般向け」「プロ向け」「産業向け」と一通りの用途をカバーしています。
このスピードを可能にしたのが、中国 深圳という場所です。
「3日もあれば試作ができる」「急がせれば1日でできる」という深圳の恐るべきスピード感です。
DJIがここまで成長できたのも、日本ではありえない「深圳で根付いた常識」があったからこそだと思います。
いまや深圳ではアイデアさえあれば、超精密・超複雑でない限り大抵の製品を常識を超えたスピードで作れるエコシステムが出来上がっています。
日本では、試作屋さんに頼んでも3日では無理と言われ、ましてや1日なんてありえないと言われることが目に見え、
頼む側も無理な注文はできないし、頼まれる側も受けないというのが常識になっています。
図面や製品・品質要件などにもよりますが(^^;;
とは言っても、深圳も最初からそういう常識があったわけではなく、多くの失敗の上で現在の深圳スピードが出来上がっています。
この激流の時代では、PDCA(計画/実行/検証/改善行動)のサイクルを他よりも速く回していくことがポイントとなります。
その事業の経験が乏しい中で計画を作っても、やってみると想定通りにいかないのが常です。
ですので、素早く試して検証し、次の行動を取り続け、早く経験を積み重ねていくのがIoT時代の生き方かもしれません。
日本のものづくり企業は、どの領域でチャレンジし、どうやって世界と勝負していくのか、今後が楽しみです!
アメリカや中国とのIoT分野での技術差は歴然で、
今後は個人やスタートアップのような小回りが効いて超特急スピードで動けるとチャンスがたくさんありそうですね!
それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
【参考URL】
・DJI公式サイト https://www.dji.com/jp
会社概要(引用:DJI公式サイト 会社紹介)
社名 | DJI JAPAN 株式会社 |
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住所 | 〒108-0075 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス11F |
設立 | 2013年8月 |
従業員数 | 130名(グローバル11,000人以上) |
事業内容 | マルチコプター・ドローンの企画、研究、製造、販売及び輸入 撮影設備及びその部品の企画、研究、製造、販売及び輸入など |
・DJIの歴史(引用:DJI公式サイト 会社紹介)
2006年 DJI創業 2009年 XP3.1フライトコントローラーシステムをリリース。DJI初の製品。 2010年 Ace oneなど、DJI製品のラインナップ拡大が始まる。 2011年 ドローン関連商品をリリース。 2013年 Zenmuse ブラシレスジンバルシリーズ、Phantom2 Vision をリリース。空撮用のアクセサリーを多数リリース。 2014年 HDリアルタイム画像転送: Lightbridge、3軸カメラジンバル:H3-2D、手持ちジンバル: Ronin、カメラ一体型ドローン:Phantom 2 Vision+などをリリースし、映像業界に革命を起こす。また、世界初となるプロ向けカメラ一体型ドローン: Inspire 1 を発表。さらに、SDKをオープンソース化し、これまでは難しかったお客様自身によるアプリケーション開発を可能とした。 2015年 Phantom 3 を発表。空撮分野における世界標準のフライングカメラとなった。また、プロ向けカメラスタビライザーの軽量版 Ronin-Mをリリース。この他、開発者向けのプラットフォーム Matrice100、視覚センシングシステムGuidance、世界初となるマイクロフォーサーズの空撮カメラZenmuseX5シリーズ、手ぶれ防止機能搭載4Kカメラ Osmo をリリース。さらにDJI初となる農業用ドローン Agras MG-1 を発表。 2016年 障害物認識システムと自律飛行モードを搭載した Phantom 4をリリース。フライングカメラの自律学習の幕開けとなった。また、スマートフオン向けハンディスタビライザーOsmo Mobileを発表。誰でも映画クオリティの撮影体験ができる「スマート・モーション・カメラ」を提唱。