デジタル時代のサブスクリプションSaaS
#IoT #Keyword #用語 #サブスクリプション #デジタル時代 #SaaS #Fintech #subscription #OKスタイル
あらゆるモノをネットにつなげる「Internet of Things」(IoT)を毎日考えている妄想ダイスキOKスタイルです。
前回に引き続き、一般的になってきたNetflixやHulu、Spotifyなどの
今さら聞けない「サブスクリプション」について見ていきたいと思います!
消費がスマートになったデジタル時代のサブスクリプションSaaS
前回の振り返りですが、サブスクリプションの起源は新聞や雑誌などの「実物の定期配送」でした。
実物の定期配送は継続的に購入する方が1回ごとに購入するよりも手間がなく、また割引にもなり、消費者に受け入れられてきました。
時代が変わり、サブスクリプションの在り方もそれらとは異なり、昔からあるモノ系とは別にデジタル系という新しい流れが生まれています。
このデジタル系の流れはリーマンショック後に消費傾向が激変し、生まれました。
リーマンショックによる景気悪化でモノを買い控える傾向が強くなり、コストパフォーマンスの高い消費を求めるようになりました。
特に頻繁に使うものは、お得に使いたいという傾向が顕著になり、その流れでデジタル系のサブスクリプションが注目されるようになりました。
デジタル系のサブスクリプションは、SaaS(Software as a Service)というビジネスモデルによって成り立っています。
<引用:データのじかん>
SaaSとは、「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」の略。
クラウドで提供されるソフトウェアのことを指します。
ユーザー側にソフトウェアをインストールするのではなく、ベンダー(プロバイダ)側でソフトウェアを稼働させ、ユーザーはネットワーク経由でソフトウェアの機能性を活用します。
これまでパッケージ製品として売られていたものがインターネット経由で利用できるようになったものと考えて良いでしょう。
SaaSになったことで、ソフトウェアをクラウド上にアップデートしておけば、ユーザーが好きなタイミングで取りに来て使えます。
サービス提供企業は、ソフトウェアの所有権を持ったまま、ユーザーに利用料を課金できます。
みなさんもご存知の音楽や動画配信などのストリーミングサービスが月額で利用し放題なので、
お店までCDやDVDを借りに行っていたユーザーのライフスタイルは大きく変わりました。
この激変はBtoCの世界だけではなく、実は本当に大きなうねりはBtoBにあります。
BtoBで提供されていた業務ソフトウェアは、SaaSに置き換わろうとしています。
爆発的な急成長を見せているSaaS
BtoBの業務用ソフトウェアの代表的なのは会計サービスです。
今は、フィンテック(Fintech:ファイナンスとテックの融合)と呼ばれ、急成長しています。
従来は、パッケージ販売されていましたが、会計系SaaSが完全に取って代わろうとしています。
「完全に取って代わる」と言い切ったのは、高額なパッケージを買うよりも、月額定額使い放題の方がユーザーにとって使い勝手が良いことが間違いないからです。
例えば、ユーザーはコストを掛けず楽々と確定申告書や、決算書を作れるようになりました。
極端に言えば、税理士や会計事務所の存在すら危ういのも間違いありません。
会計領域を例にとりましたが、SaaSは会計だけにとどまらず、顧客管理(CRM)システム、勤怠管理など、企業経営に関わる多くの業務システムですでに展開されています。
企業はこれまで以上に安く、しかも良質なサービスを受けられるようになりました。
利用するのにイニシャルコストが少なくて済むため、特に中小零細企業やスタートアップにとってはメリットがあります。
SaaSが広がったワケ
SaaSが広がった最大の理由は、コストにあります。
それはユーザー側だけではなく、サービス提供者側にもメリットがあり、中でもモノを製造して売るのに掛かるコストが0(ゼロ)で掛からないというインパクトにあります。
これまでのパッケージ化されたソフトウェアをつくるには、
メディア・印刷・物流・保管・営業コスト・取り扱い店舗への支払いなどなど、
モノを製造してから売り場に並ぶ・ユーザーの手に渡るまでに多くの費用が発生していました。
が、デジタルのSaaSによるサブスクリプションの提供には、これらのコストが全くと言って良いほど掛からないんです!
だから、その分の料金を安価に設定し、開発費やユーザーへのサービス充実に投資できます。
さらに、プロダクトは常に最新にアップデートされるので、バグやエラーも限りなく少なく、ユーザーの声を反映して使いやすいサービスへと熟成されていきます。
同じソリューションでサブスクリプションとパッケージ製品が並んでいたら、ユーザーはサブスクリプションを選択しない理由がもはや見当たりません。
デジタル時代では、インターネットに手軽につながり、そして大半のユーザーがスマートフォンを持っています。
そんな時代にあったサービスを考えて、コストを掛けずに誰もがスモールスタートでサービスを提供できるんです!
なんかワクワクしますね(^^)
それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m