単なるモノ売りからファンづくりのサブスクリプションへ
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あらゆるモノをネットにつなげる「Internet of Things」(IoT)を毎日考えている妄想ダイスキOKスタイルです。
前回に引き続き、一般的になってきたNetflixやHulu、Spotifyなどの
今さら聞けない「サブスクリプション」について見ていきたいと思います!
単なるモノ売りからの脱却!
昔から続いてきた大量生産の売り切りモデルは現在、難しくなってきています。
それは価格だけの競争であったり、ブームの移り変わりも早く、売れたとしても収益的に厳しいのは間違いありません。
そんなこれまでのモノ売りをよそ目に、成果を生み出しているのがサブスクリプションです。
サービスを利用するユーザーに熱烈なファンになってもらい、継続的な利益とトータルでの十分な利益を獲得できます。
現在では、多くのデジタル系企業がサブスクリプションを取り入れています。
最近、何かと話題のGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)もサブスクリプションで成果をあげて高い利益を獲得しています。
サブスクリプションでは、単なるモノを売ることはせずに、ユーザーに契約をしてもらい、課金方式によって継続的に収益を生み出していきます。
課金方式は月額や年額などで課金する「期間定額制」や、利用料に応じて課金する「従量制」といったものがあります。
サブスクリプションの代表事例
サブスクリプションで成長したのは前回から名前がちょくちょく出てきている動画配信サービスのNetflixです。
Netflix
月額定額で映画やドラマが見放題のサービスです。
テレビリモコンやスマホなどなどNetflixのロゴを見る機会も多く、日本でもおなじみになっています。
自社コンテンツの制作に多額の投資をし、ユーザーの支持が厚く、2017年12月期には、全世界でユーザー1億人を突破し、過去最高の売上高117億ドル、営業利益8.4億ドルを更新しています。
ユーザーが解約せず、会員が増え続ける限りは、右肩上がりの成長が続きます。
アドビシステムズ
売り切りモデルからサブスクリプションに転向した代表事例がアドビシステムズです。
2013年にドル箱ソフトウェア「Creative Suite」を売り切り型から、月額定額で使い放題のサブスクリプション「Creative Cloud」に全面移行しました。
このモデル転換から劇的にビジネスモデルを変革し、売り上げ、営業利益ともに過去最高を更新し続けています。
この事業変革の成果は、ハーバード・ビジネス・スクールでも取り上げられ、その反響からサブスクリプションは世界中の企業に知られることとなりました。
Amazon
GAFAの1社であるAmazonも、サブスクリプションを積極的に活用しています。
小売業の革命児ですが、それだけに物流費やイノベーションにコストが大変かかっています。
結果的に小売部門の収益率は低く、現在もアメリカ以外では赤字を計上するほどです。
しかし、Amazonが継続的なイノベーションを実現できるのは、グループ内にサブスクリプションモデルを持っているからです。
IoTが普及し、最近よく耳にするAWSはAmazonのサブスクリプションサービスです。
アマゾン・ウェブ・サービス(略してAWS)はクラウドサービスで、主にB to Bでサーバーを利用分だけ請求する従量課金のサブスクリプションになっています。
AWSの営業利益率は25%を計上し、営業利益額ベースではAmazonのアメリカ国内の小売部門を凌ぐ程です。
Amazonの成長はAWSがあってこそ、積極的な経営姿勢が保てているのです。
これらの事例からも、収益停滞の救世主として、サブスクリプションが注目されていくこと間違いなしです!
モノ売りから脱却して、イノベーションを起こしていきたいですね!
それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m