自動翻訳イヤホン開発!ついに語学力も不要の時代に!
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あらゆるモノをネットにつなげる「Internet of Things」(IoT)を毎日考えている妄想ダイスキOKstyleです。
世界の「言葉の壁」をなくすグローバルコミュニケーション
総務省所管の情報通信研究機構(以下、NICT)は英語と中国語、日本語の会話を自動で翻訳するイヤホンを開発しました。
イヤホンをつけた人同士で会話すると、AI(人工知能)でそれぞれの母国語に訳した内容がイヤホンから聞こえます。今後は、翻訳技術などを企業に提供して実用化を目指します。
NICTでは、2017年9月にも「『翻訳バンク』の運用開始」のニュースリリースを出しており、これにより、社会・経済活動のグローバル化が進む中で、日本の国際競争力の強化をさらに後押ししてくれそうです。
(2017年9月8日 NICTニュースリリース引用)
1 背景・課題
総務省とNICTは、世界の「言葉の壁」をなくすことを目指すグローバルコミュニケーション計画を推進しており、その一環としてNICTは音声翻訳(“VoiceTra”と呼ぶ)とテキスト翻訳(“TexTra”と呼ぶ)の研究・開発・社会実装を進めています。これまでNICTにおいては翻訳の高精度化に必要な翻訳データの集積(補足説明の表1)に取り組むとともに、2017年6月からニューラル機械翻訳技術の導入等を進めておりますが、翻訳技術を活用する分野によっては翻訳データが足りないことが課題となっていました。
自動翻訳イヤホンの仕組み
イヤホンはマイクの機能も備えていて、スマートフォン(スマホ)と無線で接続します。
発話者のマイクで声を拾って、スマホを通じて文字データにしてサーバーに送り、AI技術の「深層学習(ディープラーニング)」で相手の母国語に翻訳した結果をイヤホンに音声で流します。
日英中の3ヶ国語に対応していて、3人以上でも母国語で話すだけで自然な会話ができるそうです!スゴイ!ほしい!!ただ、翻訳にはタイムラグがあり、話し終えてから約2秒後に音声が聞こえてきます。
今後の翻訳市場
世界的にもAI(人工知能)を活用した翻訳ソフトの開発は盛んになっていますが、日本語の翻訳は難しいのが現状です。
今回のNICTの翻訳技術が代表的なソフトとして企業に採用されていて、NECや富士通が小型の翻訳端末の開発を進めています。
アメリカのGoogleは翻訳機として使えるイヤホンをアメリカですでに販売していますが、日本での販売時期は未定となっています。
しかしながら、Gizmodo USのレビュー「Googleの翻訳イヤホン「Pixel Buds」レビュー:夢やぶれて、困惑」にもある通り、リアルタイムでの翻訳を実用化レベルにまで持っていくには、既存スマホとの連携や処理速度など使用環境でもハードルはありそうですね。
矢野経済研究所によると、2017年度の通訳・翻訳の市場規模は2,900億円の見込みだそうです。今後もまだまだ伸びそうですね!
沖縄の方言はしゃべれますが、英語がしゃべれない私にとっては、語学力の壁が早くなくなることを期待したいところです(^^;;
それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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