NEC GEのIoTプラットフォームPREDIXへ独自”物体指紋”技術を提供 #77

NEC GEのIoTプラットフォームPREDIXへ独自”物体指紋”技術を提供 #77

NECはIoT分野でアメリカGEとの協業本格化へ

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毎日、IoTでワクワクの妄想ダイスキOKstyleです。

日本電気株式会社(以下、NEC)はあらゆるモノがインターネットにつながるIoT分野でアメリカのゼネラル・エレクトリック(以下、GE)との協業を本格化します。
GEは産業機器にとりつけたセンサから収集したデータで、生産性向上やトラブル予知・予防などができるIoT基盤システム「PREDIX(プレディクス)」を製造業などへ展開していて、そこにNECの独自技術を組み込んで、GEの顧客が利用できるようにします。やはり独力だけでは販売先開拓の難しい世界の製造業があり、今回、付加価値をつけてPREDIXの販売強化をしていく狙いです。

(日経新聞引用)
IoT基盤システム・・・パソコンでいう基本ソフト(OS)にあたる。機器に搭載されたセンサーなどが集める大量のデータを分析し、設備の状態を予測するための作業基盤。その上に様々な機能を組み合わせて動かすことで、工場の故障予測やエネルギー管理など生産全体の効率化を支援する。GEのプレディックスとシーメンスの「マインドスフィア」が世界で覇権を争っている。日本勢では日立製作所の「ルマーダ」がある。

まずは第一弾としてNECの画像認識技術を近く提供し始めます。技術としては、物体指紋と呼ばれる画像認識技術になります。ネジなど小さな部品の表面には微細な凹凸の模様があり、同じ部品でも一つ一つが異なり、それをモノの指紋に見立て個体の識別に使います。

指紋と製造情報とをひもづけることで、製品の不具合があった場合に「いつ」「どこで」作られた部品かといった情報を呼び出せるようになり、不具合の原因特定や品質改善などの製造トレーサビリティに生かすことができるようになります。

NECは、GEとIoT分野で2016年10月26日に包括的な提携をしていて、PREDIXでの連携はその一環となっています。

図1 NECとGEの提携の骨子

図1 NECとGEの提携の骨子(2016年10月26日)

図2 6つの取り組みからなる提携内容

図2 6つの取り組みからなる提携内容(2016年10月26日)

IoTも独自技術やプラットフォームのコラボで可能性が広がります!もっとワクワク感を出していきましょう(^^)それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m

【関連URL】
2017年9月17日 日本経済新聞「NEC、GEのIoTに独自技術 まず画像認識提供」
2016年10月26日 NECプレスリリース「NECとGE、IoT分野で包括的な提携」
GEデジタル PREDIX公式サイト

ITmediaエンタープライズ「GEはなぜ、NECとIoT分野で“特別な関係”になったのか」[2016年10月31日]

20161026「Revolutionizing Industry Together」を掲げたNECとGEの提携会見

20161026「Revolutionizing Industry Together」を掲げたNECとGEの提携会見

20161026_握手をかわすNEC執行役員の榎本亮氏とGE Digitalデンジル・サミュエルズ氏

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