ベンチャー企業の技術を大手企業が買収する理由
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ドラフトが楽しみな妄想ダイスキOKstyleです。
パナソニック アメリカのAIベンチャー企業を買収
パナソニックは、アメリカシリコンバレーのAI(人工知能)ベンチャー企業を買収します。製品の稼働データを解析する頭脳を手に入れ、製品の省エネや故障予測などの新サービスにつなげます。
パナソニックが数十億円で買収するのは、2013年創業のアメリカARIMO(アリモ)です。
なんとARIMOの社員数は16人と少人数ではありますが、アメリカGoogle出身の創業者の人脈ネットワークを活かし、トップレベルのデータサイエンティストを採用しています。
ディープラーニング(深層学習)を使ったデータ解析に定評があり、アメリカナスダックが市場分析にARIMOのAI技術を採用しているほか、アメリカ大手百貨店が顧客の購入意欲の変化を予測するために使っています。
パナソニックは、B2B向けIoTサービス「μSockets(ミューソケッツ)」を構築しており、AIは親和性が高く、サービスを進化させていくためにもAIは必要不可欠な技術となっています。
<パナソニックプレスリリース引用>
昨今、高齢化による労働人口の減少、物流量の飛躍的増大、サイバーセキュリティ問題などが社会を取り巻く課題として大きくクローズアップされています。一方で、AI(人工知能)やIoT、ロボティクスに代表される新しい技術の急速な進化を背景に、サイバー空間とフィジカル空間(現実社会)を融合し、人々に新しい豊かさをもたらす超スマート社会「Society5.0」の実現へ向けた動きも始まりつつあります。こうした社会の変化を捉え、経営やプロセス、商品・サービスなどを大きく変革する「デジタルトランスフォーメーション」への対応が企業や官公庁にとって喫緊の課題になっています。
パナソニックがAIでやりたいこと!
パナソニックがまずAIを使いたいのは、
①スーパーやコンビニなどチェーン店むけの業務用冷蔵庫のデータ解析です。
冷蔵庫内の温度や消費電力のデータから、店舗ごとに最適な運転パターンにしてチェーン全体の消費電力を抑えるサービスを提供していきます。
②業務用エアコンの利用状況を解析し、部品の故障予測をして事前に対応するメンテナンスサービスも実施します。
③以前も投稿しましたが、家電や各種センサーのデータ解析から高齢者の体調管理に活かすなど、個人が親の事を考える一般消費者むけのサービスへも応用していきます。
④ARIMOに技術者を送り込んで、データ解析の専門家育成の場としても活用します。
大手企業が動いて、IoTスタートアップ企業へのチャンス拡大
トヨタ自動車やファナックなどもAI関連のスタートアップへの出資を相次いで決めています。今、大手企業は、時代の流れに取り残されないように、外部の優秀な技術を引き入れ、新たな成長分野を開拓しようという動きが活発になっています。
資金に余裕のある大手企業だからできることですが、これからIoTベンチャー企業へのチャンス拡大は確実です!
それでは今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
【関連URL】
・日本経済新聞2017年10月21日「パナソニック、米AIベンチャー買収」
・
・パナソニックプレスリリース「B2B向けIoTサービス「μSockets(ミューソケッツ)」を構築」