IoT革命による技術革新は決して、雇用の敵ではない!
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あらゆるモノをネットにつなげる「Internet of Things」(IoT)を毎日考えている妄想ダイスキOKstyleです。
AI(人工知能)が人の仕事を奪うのか
最近、よく言われるのが、ロボット、AI(人工知能)といった技術の登場で人の仕事が減ると言われています。人件費の割合が減れば、生産性は高まります。
世界でも高水準の高賃金で知られるスウェーデンですが、実は近年、かつて中国やアフリカなどに移転した製造業の拠点が国内回帰する動きが見られます。具体的には、水栓金具のFMマットソン、芝刈り機のスティガなどの企業です。それは、IoTやAIの導入で生産性が向上して、海外でやっている必要がなくなったからです。
そんな変化を受けているスウェーデンですが、保護主義的に古い産業を守ろうとするわけではないんです。スウェーデンの考え方としては、守るべきは働く人であって、仕事ではないんです。
極端な話、競争力のない企業には、残念だが退場してもらうという考え方です。
労働力は成長企業に移る方が、働く人にも国の成長にとってもプラスになるからです。
時代の変化と技術の進歩に人も企業もついていくスウェーデンの変化!
例えば、食料品店などでは会計の自動化が進んで、主に女性が就いていたレジ係は消えつつあります。これまで反復運動で腕を痛めていた女性たちは、この仕事から解放され、調理方法や新鮮な食材の見分け方をアドバイスするといった、より健康的でやりがいのある仕事を行っています。お客さんの満足度も上がり、技術は仕事を奪うのではなく、仕事の意味を変えているだけなんです。
スウェーデンでは、この考え方は労働組合も共有していて、「怖いのは新しい技術ではなく、自分たちが古くなってグローバルな競争力を失うことだ」と口にしています。組合の支持を得られるのは、失業者を守り、再就職に必要な職業教育を行う安全網のためでもあります。今後は特に、外部環境の変化に対応するための生涯教育が政府にとっても重要な施策になります。
これから、技術や高齢化などで働き方は大いに変わっていきます。スウェーデンの高齢者については、定年を67歳にし、長く働くほど年金の受給額が増えるよう制度を整えています。現在は69歳くらいまでのさらなる定年延長を検討しています。企業側に高齢者を雇う動機を与える方法も検討しなければいけません。
女性の社会進出も進んできていますが、カギは信念をもって、改革を断行したことにありました。
例えば、現在は定着している男性の育休取得も、導入前は反対が多かったです。そして、既存の価値観や生活様式を変えることには誰しも抵抗感を覚えます。しかし、一度やってみれば10年前の自分が恥ずかしいと思うくらい人は変わっていきます。
ここまでは、スウェーデンに起こっている変化ですが、日本にも共通しています。新しい技術に前向きな姿勢で、技術革新や働き方のモデルづくりで世界をリードしていきたいところです。
世界でも例のない少子高齢・人口減少の国の中で技術革新とどう共存していけるか、楽しみです。IoT、AI、ロボットは、生産性を向上してくれる手段として想像以上のスピードで技術革新しています。
そんな中でよりこれまで以上に「考える」ことができるヒトだからこそできる仕事だけが残っていくことは間違いないです。
それは以前、投稿した士業も同様で、定型どおりの仕事は全部、AIがやってくれるので、それ以外の高付加価値の仕事をしないといけなくなります。
ということで、IoTで日本を盛り上げていきましょう!今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
今週、注目の東京モーターショーを見にいって、日本、世界の変化をIoT視点で感じてきたいと思います!